さまざまな出来事が日々起きている中で、また、今までに経験したことのない出来事が連続してくると、私たちは、その出来事をどう受け止めたら良いのかがわからず、不安や心配にかられ、疑心暗鬼となり、自分が何をしたら良いのかとあれこれ思考します。
自分の不安を収め、危害を被らないための情報を求めて、常に意識は外に向き、真実から偽物情報、誰かの意図が隠された作為のある情報まで、ありとあらゆる情報に振り回されてしまい、結局どうしたら良いのかわからず疑心暗鬼のまま翻弄されてしまいます。
こういう時にこそ自分の軸が重要になってきます。
自分の価値観、自分の在り方、物事への向かい方、どう人生を生きたいのかが腹に座っていますか？
意識のフォーカスはどこにありますか？
思わぬ出来事や情報に疑心暗鬼になり、気づかぬうちに損得勘定や自分さえよければの発想に陥り、大きな流れや客観視する視点を見失ってしまうことは多々あります。
また自分の勝手な解釈だけで、他人の意見に初めから自分のフィルターをかけて拒絶、反発する、聞く耳を持たないということも客観視する視点を失い、大きな流れに気づかないという要因にもなります。
例えば、コロナウイルスにしても、感染したくないのは皆同じで、かからないように気をつけるのですが、自分が若くて体力があり免疫力も高いので発症することはないだろうとむやみにあちこち動き回っていることで、もしかしたら、ウイルスに感染していて、自分は大丈夫でも、免疫力の低い方に感染、発症という影響を与えてしまうということもあるでしょう。
何が起きたとしても、その出来事を受け入れる自分の「在り方」、「向かい方」が一番大事なのです。出来事が大事（オオゴト）でも些細な事でも、起きた出来事が問題なのではなく、その出来事を自分がどう受け止めるかが重要です。
なぜなら、それによって次に経験する出来事が変わってくるからです。あなたのこれからの人生の体験、現実化に関わってくるからです。
何となく生きていれば、良いも悪いもあなたの経験は外からの影響によって決められていくことになり、ネガティブなエネルギーの方が影響力を受けやすいですから、あなたの感情がネガティブに流されていくことで、不安や恐れ、不満という体験をすることになるでしょう。
自分がどういう人生を生きたいのか、何を体験したいのかを具体的に明確にし、意識的にそれを選択していくことをしなければ、外からの刺激に振り回され、もったいない人生になってしまいます。
自分がどんな人生を経験したいのか？本心でそれを求めているのか？ によって、自分の「在り方」「向かい方」は変わってきます。
喜びや感謝、幸福感を経験したいのなら、自分の価値観、自分の在り方、向かい方をそれを受け止められる捉え方にし、自分の軸として定め、ブラさないことです。その向かい方を意識的に選択していくことです。その自分の選択が自分の人生を大きく左右していくのです。
同じ出来事が起きたとしても、それに対する自分の在り方、向かい方によって次に起こる体験は変わってきます。それが自分が招いているということです。自分が現実を創造しているということです。
だからこそ、日々次から次へと起こる出来事に対しての在り方、向かい方を自分が意識して選択し、行うことが重要です。そして、その在り方、向かい方を選択するためには、自分という人間、自分が本心でどう生きたいのか、本心で何をしたいのか、を具体的に明言できることが必要です。
自分の人生の在り方、本心で求めるものが明確であるほど、意識的に選択することが容易になります。あなたが心から求めることに意識をフォーカスし、遠ざけたいエネルギーにフォーカスしないことです。あなたの選択によってあなたの経験が変わってくるのです。
めまぐるしく物事が起きていく時には、揺さぶられることも多くなりますし選択の連続となります。素早い決断も必要となります。
今のうちに、あなたが創造したい人生について真剣に考え、自らの選択において、自分の価値観、求める経験、自分の在り方を具体的にしておきましょう。
自ずから自分の人生を、現実を創っていくことが重要な時代なのです。
