~私からあなたへ、そしてすべての命あるものたちへ~
あなたがいたから私は私の音に気づいた。
そしてあなたも私がいたからあなたの音に気づけた。
始まりはひとつ。
でもみんな違う音。美しい澄んだ音。
それぞれの大切な音。
今度はどんな音楽にしましょうか。
雲まで届くワルツ?それともささやくような子守唄。
私はどれだけの音楽を奏でてきたのでしょう。
あなたと一緒に。
はるか遠い遠い時を越えて。
またひとつ音が重なった。
どこまでも伝わっていくバイブレーション。
私たちの響き合う音をそっと祝福してくれるそよ風。
和音をのせてくれる木霊たち、高らかに笑う妖精たち。
みんな一緒に奏でる交響曲。
宇宙の果てまで響くようにと。
ねぇ、きみを一緒に加わってもらえますか?
もっとステキな和音になるから。
もっと遠くまで響くはず。
一緒に広い広い世界を見てみない?
いろんな音に出会えるよ。
あなたの美しい音を待っている。
気づかなかっただけですね。
みんな待ってくれていたのに。
森の木も、小川の水も、草原の草花も小鳥たちも。
一生懸命に音を奏でてくれている。
私たちに聴こえるように。
ありがとう。ちゃんと私に響いています。
私の音も聴こえてますか?
一生懸命演奏するから。
私たちもみんなと一緒に、宇宙のかなたまで。
ずっとずっと前からこの時を待っていたみたい。
きっと涙でふるえそう。
うれしい涙の音、幸せの音。
その波にのせられて私はまた宇宙の果てに届けられる。
あなたと共に。
そしたらまた生まれた日のことを思い出すのでしょうか。
杉本貴子
この詩は、2006年に書いた詩です。
本来のあなた自身(音)を研ぎ澄まし、本来のあなたを生きることで調和が生まれます。それぞれの音、あなた自身を全開にして行ってください。
この記事へのコメントはありません。