立春が過ぎ、旧暦で言えば新しい年の始まりであり、春の訪れと共にいろいろな息吹が動き出す時でもあります。今はコロナウイルスによる動きが目立ってきておりますが・・・。
この冬が暖かかったことで今年の梅の開花は1か月ほど早まっているようですが、近日は通常の寒さが戻ってきています。
前例のデータや思考だけに頼って動いていると、自分自身を守ることや臨機応変な対応ができなくなってしまいます。自分自身の些細な感覚や反応を意識が見逃さないことがますます重要であると感じます。
自然界の法則とかけ離れたところで、人間の私欲だけによって画策され、推進されてきた物事が続いてきたひずみにより、あらゆるところにその反動や突拍子もないことが起きてきています。そして、そのさまざまな物事が起きることで、また次の大きなフェーズへと転換していきます。しかし、その次のフェーズへと転換していくまでの過程の中では、私たちは次々と起こる目の前の出来事に感情を揺さぶられ、頭を悩まします。今年はその最中にあります。
今までの経験や習慣、脳に刻まれたデータに固執し短絡的な視点で思考をしていると、めまぐるしく発生する出来事に感情的にも物理的にも振り回され、呑まれて行くだけで何の進展も得られないことになってしまいます。
損得や思考で考えるのではなく、「自分の奥底の心が何を言っているのか」、「感じているのか」、「自分の体が何を感じているのか」に目を向けなければいけません。
人間はすべての細胞でさまざまなことを感じ取っていますし、情報を持っています。それは自然界の法則と連動しており、超精密な機能です。
今年は、変動の激しい時に突入しています。この変革期において、宇宙の視点、魂の視点という大きな視点の軸をぶらさないということがとても重要です。その軸がぶれることで、目の前の判断、選択が変わってしまうからです。そして、感情への影響も大きいのです。
自分の心が不安や焦り、恐怖で覆われ安定していない状況と、安心感や平常心でいられるのとでは、日常に起こる出来事や未来の現実が大きく変わってきてしまいます。
今月は、今一度あなた自身の本心の声、体の声、感覚に耳を傾けてみてください。意識を向けてください。何となくではなくしっかりと自分の思いや本心に意識を向けてみてください。自分の軸がないままで動くことはできないからです。自分の軸と宇宙の視点を元に動いていくためです。挑んでいくためです。
今年は自分から動くことが大事な年です。停止していては流されてしまいます。自分がどう動いていくのかの軸を定めるためにも大事な時であると思うのです。